家づくりの過程も楽しい出来事になるといいなと考えています。
抽象的ですが、毎回の打合せが、その都度楽しいイベントになりますように(でも見積りをお出しする日はいつも緊張します、、)。
ひとつひとつ、一緒に悩み、決めて行く工程を大切にしています。
手間ひま時間がかかりますが、是非、家族全員でお家づくりを楽しみ、濃い想い出にして下さい。

【断熱重視】
断熱がしっかりしたお家は、最低限のエネルギーで一年中快適に過ごすことができます。
そして、断熱性能を高める上で一番大切なのは、「窓」です。あとりえでは、断熱性能の高い樹脂枠、ペアガラスの窓を標準的に採用しています。木製サッシやトリプルガラスの採用は、更に効果があります。また、開放的な空間にするためにとにかく窓を大きくたくさん作るのではなく、効果的に景色を切り取り、必要な光を取り入れ、空気の流れを作る配置を検討します。窓が多す ぎないことが、結果的に高断熱につながります。
窓以外の点では、基礎断熱で床下からの冷気を遮り、屋根面と外壁面は吹き込みタイプ(または吹き付けタイプ)の断熱材でもしっかり断熱することで、魔法瓶の中にいるような、冬は冷めにくい、夏は暑くなりにくいお家を実現します。

【構造】
東日本大震災の際は、あとりえの手がけた建物の多くが被災エリアに建っていました。しかし、大きな被害を受けた建物は一棟もありませんでした。日本の耐震基準は世界の中で見てもとても厳しいものですので、法規上の基準をきちんと守ることがまず第一です。耐震等級 2 以上(標準は 1)確保すること、複雑な形状の建物は構造設計の専門家と一緒に構造検討をすること、あとりえ標準としております。更に、ご相談により、制振ダンパーの採用や、耐震等級を上げる等、家の中にいる人の命を守るだけではなく、万が一の大きな震災時に建物自体のダメージを減らせるよ うなご提案をさせていただきます。

【安全】
震災時への備えとして、家具が倒れないよう、造り付け家具や 耐震ラッチ付き収納戸を推奨しています。また、日常生活の中にも危険は潜んでいます。自分の子育て体験に基づき、小さなお子さんがいても安心して過ごせるよう意識した設計(例えば窓の高 さ、階段上にベビーゲートを設置できる工夫、等々)をしています。泥棒など外部侵入者対策についてもご相談の上、配慮いたします。

【家事育児しやすい工夫】
実体験に基づき、料理、洗濯、お風呂などの家事動線の計画を非常に重視しています。
ご家族ごとの生活スタイルをうかがいながら、家族に合った間取りをご提案いたします。
また、玄関までのスロープ、ベビーカー置き場、宅配ボックスなど、子育て家族にやさしいワンポイントのアイデアも取り入れています。

【可変性】
家族構成の変化を想定して家づくりすることをお勧めしています。
子供がいるお家ならば、乳幼児期~個室を持つ年頃~独立、と部屋の使い方がどんどん変わっていきます。 親が年老いて一緒に暮らすことになるかもしれません。だからといって全ての状況を想定した数の部屋を作っては無駄が出てしまいます。その家族ごとに想定される家族構成の変化にどうやって家を合わせて行くか、一緒に考えていきましょう。

【デザインで大切にしていること】
出かけたくなくなるくらい、家にいることが楽しく、嬉しくな る空間づくりを目指しています(実際、旅行に行く回数が減った というお施主さまが多いです)。例えば、室内から外を見たとき、お隣の室外機などあえて見たくない部分は目に入らず、遠くの木立や空などきれいな風景だけが美しく切り取られるような窓計画を意識しています。
装飾には凝りすぎず、住む人が自分たちで自分たちらしい色に染めていけるよう、建物は基本的には使い易いシンプルな箱であれば良いと考えています。

【定休日週休3日制・フレキシブルな働き方】
一般的に設計事務所でのお仕事は、非常にハードワークだと言われています。
週に1日休みが取れればいい方、終電帰りなんてあたり前、なんてことをよく耳にします。
しかし、そうやって自分の時間を持たずに、ほとんど家にも帰らずにいっぱいいっぱいの人が、 暮らしやすい家、心からリラックスできる家を設計できるでしょうか。
あとりえでは、そのような設計事務所的な働き方に疑問を持ち、基本的な業務体制を週休3日制(水土日祝休み)としています。
子育て中のスタッフ、学生のバイトさんなどは本人の希望を聞きながら、フレキシブルな働きかたをしてもらっています。
※お打合せについては、お客さまの都合に応じて土日祝日や時間外も対応しております。
【長期休暇】
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆には、8~10 日ほど長期休業期間を設けています。 しっかり休みをとって得た体験を、設計にも活かしております！

お施主様にも大切にしてほしいこと